外装パーツの素材 – FRP、ABS樹脂、カーボンの特徴




一定の強度が必要なエンジン系パーツや足周り系パーツの素材には、基本的に金属が使用される。一方、モンキーやエイプのカスタムにも人気の外装パーツは、軽量なFRPやABS樹脂、カーボンなどが使われる。それぞれの特徴を挙げてみよう。

アクリル樹脂

高い透明性と耐気候性、耐衝撃性を持った合成樹脂。ポリカーボネイトとともに、有機ガラスとも呼ばれる。バイクにはフロントスクリーンをメインに採用。

ポリカーボネイト

主にフロントスクリーンに採用される、ガラスと同等の透明性を持つプラスチックの一種。80%から90%という高い可視光線透過率が特徴。軽くて頑丈、変形しにくく熱に強い、衝撃に強いなどもポイント。

ABS樹脂

アクリロニトリル (Acrylonitrile)・ブタジエン (Butadiene)・スチレン (Styrene)による合成樹脂。カウルなどの外装パーツに多用されるプラスチック素材の定番。耐熱性、耐油性、耐衝撃性などに優れ、光沢が良い。加工しやすいのも大きな特徴。プラスチック素材の中では比較的安価。

FRP

繊維強化プラスチック。ファイバー(Fiber)・レインフォースド(Reinforcesd)・プラスチック(Plastic)の略称。グラスファイバーと呼ばれるガラス素材がメイン。ナイロン繊維の約7倍もの強度を誇る。加工がしやすく、素材の価格も比較的安価。第二次世界大戦前のアメリカで生まれ、当初は戦闘機の外観素材などに用いられた。

カーボン

カーボン繊維と樹脂の複合素材。ロケットなどの宇宙事業や航空業界などの分野で発展・活躍してきた。ポイントは高強度かつ超軽量、電導性や耐熱性に優れている点。外装パーツの他、マフラーのサイレンサーカバーなどにも多用。他の素材に比べ、やや高額。味のある独特の網目模様が特徴。

ゲルコート仕上げ

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FRPのザラザラとした繊維質の表面を、滑らかな塗装向きにするための樹脂コーティング。キズを防ぐため、装着前に塗装するのがおすすめ。白ゲルコートと黒ゲルコートがある。

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