イニシャルアジャスターでモンキーのFフォークを45mmロング化

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター




社外ボアアップキットと30φ正立Fフォークの組み合わせによっては、ブレーキング時にモンキーやゴリラのフロントフェンダーとシリンダーヘッドが接触してしまうことがあります。今回はそれを回避してくれるスポーティーでカスタム満点の「イニシャルアジャスター」を組み込んでみます。

NSR用φ30φフォーク延長時の必需品

ゴリラのフロント回りはインナーチューブ径φ30のNSR50用フロントフォーク(前期型)に10インチホイールを組み合わせ。エンジンは社外シリンダー&ヘッドで88ccにボアアップしていますが、フルブレーキングした時(フロントフォークが目一杯沈んだ時)にシリンダーヘッドとフロントフェンダーが接触してしまうこともあります。

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

これはインチアップしたタイヤと大型化したヘッドに対し、フロントフォークが短すぎるのが主な原因。社外のイニシャルアジャスターを使ってフロントフォークを延長し、ヘッドとフェンダーのクリアランスを拡大してみます。フロント回りのロング化によるフォルムの変化にも注目!

装着するパーツ

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

キタコの「延長ロードアジャスターSET(45mmロング)」。フロントフォークの45mmロング化と、フロントフォークスプリングのプリロード調整が可能なアルミ削り出しのパーツ。NSR50/80(後期型 ※注)、NSR Mini、NSF100、キタコ製30φ(現行品)のFフォークに適合。左右1セット。ボディはシルバーアルマイト仕上げ。アジャスター部のカラーは赤、黒、金の各種あり(アルマイト仕上げ)。

スプリングの調整範囲は~9mm

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

NSF100用フォークなどレーサーやスポーツモデルに採用のプリロード調整機能を装備。先端部にあるネジ式のアジャスター部を締め込むと、後端部が~9mm下降してフォークスプリングを短縮。このスプリングの伸び・縮みにより体重、路面、コース等に合わせたセッティングが可能となります。

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

写真左は取り外したNSR50前期型のトップボルト。NSR50/80後期型フォーク用に設計されたキタコ製に比べ、前期型のトップボルトは後端部が短いのが特徴(矢印)。お気楽ゴリラの前期型にも取り付けできましたが、装着した時に矢印分だけ(約10mm)イニシャルが掛かります (※注)。

※注:NSR50/80は1995年にボトムケース下からトップ部までのフロントフォーク長を約575mmから約615mmに延長(インナーチューブとインナースプリングが延長されトップボルトの形状も変更)。一般的に変更前のフォークを「前期型」、変更後のフォークを「後期型」と呼んで区別している。

→NSR-MiniやNSF100の兄貴分、ホンダ(HONDA) NSR50/80

→モンキーの足回り – 純正フロントフォーク(NSR用等)流用術

フロントフォークの中のスプリングはココ

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

ハンドルを取り外した後、NSR50用フォークのノーマルトップボルトを外します。今回は30mm幅まで対応する大型のモンキーレンチを使用。トップボルトの奥にはフォークスプリングがセットされています。

モンキーやゴリラのフロント回りをジャッキアップ

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

ジャッキを使ってフロントホイールを浮かせます。1人でフロントフォークの突き出し量を微調整する時にはこの方法がスムーズだと思います。

イニシャルアジャスターを装着

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

細めのマイナスドライバーを使い、ノーマルのOリングを社外製に付け替えます。

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

延長パーツを装着してインナーチューブを45mmロング化。これによってフォーク長はNSR50/80後期型とほぼ同じ長さ(実測で約620mm)に設定されました。

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
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モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
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フロントフォークの「突き出し」を調整します。今回はトップブリッジを取り外して作業しました。

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差し金やノギス等のツールで左右の突き出し量を計測し、フォークの突き出し量を微調整。プリロード調整もできるようバーハンドルとのクリアランスに余裕を持たせます。均等に合わせたら、ステムとトップブリッジにあるフロントフォークの固定用ボルトを本締めします。トップブリッジのカスタム度も飛躍的に向上しました。

Before フォーク長は575mm

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
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NSR50前期型の575mmフロントフォークのみを装着していた延長パーツ装着前の外観。

After フォーク長は620mm

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター
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NSR50前期型の575mmフロントフォークに45mm延長パーツを装着してフロント周りを約620mm(実測値)にロング化した外観。ヘッドとフェンダーのクリアランスも拡大され、全体的にスマートなフォルムへと仕上がりました。この延長パーツはNSR50/80後期型の615mmフォーク+45mm延長+12インチホイールを組み合わせた大径&足長フォルムのカスタム等々、30φフォークを使った様々なチューンに活躍しますよ!

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

延長前

モンキー・ゴリラのイニシャルアジャスター

延長後

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→モンキーの足回り – 純正フロントフォーク(NSR用等)流用術


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