整備性や取付の難易度にも関係するバイク用マフラーのピース数

マフラーにはシンプルな1ピース構造のタイプから、複雑な複数ピースのものまで幅広くラインナップ。モンキーやエイプのマフラーを例に、それぞれの特徴を見てみよう。

1ピース構造

エキゾーストパイプやサイレンサーが分割されていないタイプ。一般に低コストで製作できるため、発売価格が抑制できる。また取り付けが簡単なのも大きなポイント。

2ピース構造(エキパイ分割型)

エキパイを途中で分割させたタイプ。一般にサイレンサーの位置の自由度に加え、サイレンサーに接続されたテールパイプ部の取り回しの自由度が比較的高いのが特徴。

2ピース構造(サイレンサー分割型)

エキゾーストパイプとサイレンサーを分割させたタイプ。2ピース構造はエキパイ分割型・サイレンサー分割型とも、一般にエキパイやサイレンサーのメンテナンス性、またマシンの整備性が良いのが特徴。

3ピース構造

サイレンサーを分離し、エキパイを2分割(一般に後ろ側をテールパイプと呼ぶ)したタイプ。2ピースよりもマシンやマフラーの整備性が良い、取り回しの自由度が高いのが特徴。

4ピース構造

管長を稼ぐためにエキゾーストパイプを複雑に取り回した、アップ型センター出しマフラーなどに採用。多ピース構造のため一般に取り回しの自由度は高く、整備性にも優れている。

多ピース構造

2本出しサイレンサーを備えたマフラーなどに採用。このタイプはエキパイを二又化していること、また取り回しの複雑化などにより必然的に多ピースとなる。

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