モンキー・エイプのスイングアーム – 各部の名称と役割

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モンキーやエイプのスイングアームにはロング型、同寸型、ショート型、極太チューブを採用した剛性の高いハイパフォーマンスモデルなど様々な種類がある。好みのタイプに変更して、フォルムも走りもチェンジしよう。

スイングアーム各部の名称と働き

<1> メインパイプ
スイングアームの主要部分となる左右のパイプ。ノーマルモンキーのスイングアームはスチール製の丸パイプだが、社外品の多くは、軽量かつ優れた剛性のアルミ製パイプを採用。

<2> ショックマウント
左右のメインパイプにリヤショックを取り付ける箇所。

<3> チェーン引き
チェーンの張りを調整する箇所。

<4> スタビライザー
通称スタビ。コーナリング走行時など左右のメインパイプのよじれを防止する補助パイプ。リヤのカスタム度が高まるのもポイント。スタビのないモデルもある。

<5> ピボット
固定用のアクスルボルトが挿入される、動きの支点となる箇所。アクスルボルト挿入部は、衝撃吸収性に優れた乗り心地のよいラバーブッシュ、抵抗が少なくスムーズな動きを実現するボールベアリング、動きの良さと耐久性を両立させたニードルベアリングなどのタイプがある。

<6> チェーンスライダー
チェーンとの接触部に設置されたプレート。チェーンスライダーがない場合は、チェーンとの接触音の発生、チェーンとの摩擦によるメインパイプ部の削れなどが起こる場合もある。標準装備、オプション設定、装備なし等、モデルによって異なる。

<1> メインパイプの形状

●標準型

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スイングアームの大黒柱ともいえるメインパイプ。素材となるアルミ製パイプには、一般的に角パイプや丸パイプが使用される。

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スイングアームのメインパイプは、タイプによってパイプの中にリブ(補強)が仕込まれた日の字型パイプや目の次型が採用されることも。補強付モデルは卓越した剛性を誇る高強度タイプ。スタンダードな角パイプや丸パイプに比べ、一般的に価格はややアップする。

<3> チェーン引き

●スライダー式

調整ネジを回して上下させることで(赤い矢印)、スライダーが左右に移動(白い矢印)。チェーンの張りが調整できるしくみ。

●エキセントリック式

こちらはホイールを固定しているアクスルボルトを緩め、円形のアジャスターを回転させることでチェーンの張りを調整するエキセントリックタイプ。左右の調整位置がズレることがないので、正確な調整ができる。

<5> ピボット

●ラバーブッシュ

可動部にラバーを使用したタイプ。ラバーが衝撃や振動を吸収するため、乗り心地が良いのが大きなポイント。ベアリング型よりもコストパフォーマンス性、またメンテナンス性に優れている。

ピボット部に固定されたラバーブッシュは消耗部品。劣化がないか定期的にチェックしよう。

●ボールベアリング

可動部に球体の金属球が仕込まれたボールベアリングを採用したタイプ。可動部の接点が点となるため、抵抗が少なく動きもスムーズ。一方、ベアリングに掛かる負担が大きいため、ラバーブッシュよりも耐久性に劣る場合がある。

●ニードルベアリング

可動部に円柱状の金属棒を配したニードルベアリングを採用したタイプ。可動の接点は線となり、動きはスムーズ。ただしベアリング部分が露出しているため、掃除やグリスアップなど、こまめなメンテナンスが必要。

ロングスイングアームの延長サイズについて

サイズはすべてノーマルが基準

ロングスイングアームの「20mmショート」「40mmロング」「160mmロング」という数字。これは、ノーマルスイングアームのピボット部からアクスルシャフト挿入部までの距離を基準に、ノーマルのアクスルシャフト挿入部から伸びた距離、または縮んだ距離を示したもの。

モンキーの場合、20mmショート~160mmロングがメイン。200mmを越える超ロングタイプは、メーカーに特注、または自作の場合が多い。

ツインショック用スイングアーム

左右のメインパイプ部にリヤショックを固定するタイプ。スカスカ感のないメカニカルなリヤビューに仕上がるのが特徴。ノーマルモンキーはこのタイプ。

モノショック用スイングアーム

タイヤ前に1本のリヤショックをレイアウトするタイプ。ツインショック用とは対照的に、スカスカ感のあるスッキリとしたリヤビューに仕上がる。モンキーR、エイプ、XRモタード、KSR110(すべてノーマル)はこのタイプ。

リヤショック長の適応表(モンキー)
スイングアーム長 ショック長(ツインショック) ショック長(モノショック)
ノーマル 260mm
40mmロング 285mm
60mmロング 285mm
80mmロング 305mm
100mmロング 305mm
120mmロング 305mm
140mmロング 330mm 210mm
160mmロング 330mm 210mm
200mmロング 330mm 210mm
※Gクラフト社製スイングアーム推奨値

スイングアーム(ツインショック仕様)をロング化した場合、フロントとリヤのバランスを保つため、リヤショックもロング型に交換する必要がある。各モデルに表記された推奨値を参考に、バランス良く仕上げよう。

【合わせて読みたいスイングアームの関連ページ】

→ ワイドホイールとワイドスイングアームの密接な関係

→ 超ワイドタイヤを履きたい!

 

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