ウインカーやメーターの交換で、モンキーのヘッドライトケース内の配線がぐちゃぐちゃの状態です。そこで「電工ペンチ」を使って余分な配線をカットし、端子を付け直し、タイラップでまとめ、モンキーのヘッドライトケース内の配線をきれいに処理してみます。
モンキーの余分な配線のカットで“密林状態”を脱出!
電気の配線=難しいというイメージを持っていたため、これまでヘッドライトケース内は、できるだけ開けないようにしていました。
ところが先日、モンキーのLEDメーターのランプが突然消灯。原因究明のため、恐る恐るモンキーのヘッドライトケースを開けてみたところ、中はジャングル、密林、寝起き頭のようなぐちゃぐちゃの状態。
格闘すること約1時間。ようやくメーターの配線が1本抜けているのを発見しました(振動で抜けてしまった模様)。もっときれいに配線類を整えておけば、こんな作業は5分で終わったはずなのに…。
そこで今回は「電工ペンチ」という工具を使って、モンキーのヘッドライトケース内の配線をきれいに処理してみたいと思います。
配線処理に使用する「電工ペンチ」はこんな時に使用!
1)配線の切断
2)差し込み端子(ギボシなど)のかしめ
3)ボルト等の切断
4)メス端子のかしめ
5)銅線や配線の被覆はがし
余分な各配線は、電工ペンチの先端やニッパーを使って切断します。切り過ぎないよう、長さは適度に余裕を持たせておくことが大切です。
配線の被覆をはがす方法
配線の太さに合わせ、「ワイヤーストリッパー」と呼ばれる箇所に配線を挟み込みます。
左手で反対側の配線をしっかりと持ち、右手でハンドルを握ります。次に挟み込んだ配線を、引き離すようにゆっくりと被覆をはがします。
ギボシ端子やメス端子の装着方法
配線にギボシ端子やメス端子をセットする前に、被覆をむいた配線の先端を折り曲げ。こうすることで配線が抜けにくくなります。
ギボシ端子やメス端子には4つのツメが設置されています。まずは電工ペンチで2つのツメを折り曲げて配線に圧着します。
前側の2本のツメを圧着したところ。ツメは被覆に掛からないように、ギリギリの箇所で圧着するのがポイント。
最後に後ろ側の2本のツメを圧着します。被覆に掛かるよう、しっかりと圧着させるのがポイント。
メス端子をセットしたところ。写真は二股になったメス端子。どの配線に接続するかが分かるよう、絶縁用のビニールカバーに油性マジックで番号を記入しました。