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内径を拡大したバイクのボアアップ用シリンダー

バイクのボアアップ用シリンダー

シリンダーとはピストンが上下運動を繰り返す金属の筒を備えたパーツ。モンキーやエイプのシリンダー内径とピストン外径、つまりボア径を拡大して排気量をアップする方法をボアアップと呼ぶ。シリンダーやピストンの径を拡大する=ノーマルよりも大量の混合気が吸気できる=爆発力が上がってパワーがアップするというしくみだ。

エンジンのボアアップでモアパワーを獲得

シリンダーの内径とピストンの外径、つまりボア径を拡大して排気量をアップする方法を「ボアアップ」と呼ぶ。

→ ボアアップとエンジン特性の違い

シリンダーの径を拡大する=ノーマルよりも大量の混合気が吸気できる=爆発力が上がってパワーがアップするというしくみだ。

各社から様々なボアアップキットが発売されているが、大別するとノーマル用シリンダーヘッドを流用するモデル、高性能な専用シリンダーヘッドを使用するモデルの2種類がある。

ノーマル用ヘッドを使用するキットの特徴

専用シリンダーヘッドが付属されていない、シリンダーとピストンのみのこのタイプは、手っ取り早く、しかも安価にパワーアップできるのがポイント。「もう少しパワーが欲しい」と願うノーマルユーザーやカスタムビギナー、またお金に余裕のないユーザーにおすすめ。

→ ノーマルヘッドと高性能ヘッドの違い

専用ヘッドが付属されたキットの特徴

高性能な専用シリンダーヘッドを付属したキットは、アグレッシブな走りを希望する人にピッタリ。ノーマルとは別次元のスポーティーな走りを実現してくれる。モンキー系横型用&エイプ系縦型用とも、高耐久のストリート用モデルから過激なサーキット走行用モデルまで幅広くラインアップされている。

→ ノーマルヘッドと高性能ヘッドの違い

ノーマル用39mmシリンダー(モンキー用)

ブラック塗装された12Vモンキー用ノーマルのシリンダー。ボア径は39mm。素材はスチール製。

→ 39mm/48mm/52mmのピストン

社外の54mmシリンダー(モンキー用)

大口径の12Vモンキー用社外シリンダー。ボア径は4本のスタッドボルト際の限界ギリギリまで拡大された54mm。素材は軽量かつ放熱性の高いアルミ製。冷却効果の高い長めのフィンもポイント。モンキーやエイプの空冷エンジンのシリンダーは、混合気の圧縮・爆発で熱せられたシリンダーを走行風で冷却するため、周辺にはいくつものフィンが刻まれているのが特徴。→ 空冷エンジンと水冷エンジンの違い

【シリンダーヘッドの関連ページ】
→ 高性能シリンダーの違いはココ
→ 圧縮比を上げるパワーアップ術
→ 高性能シリンダーヘッドの構造

【シリンダー/ピストンの関連ページ】
→ エンジン内でのピストンの動き
→ 高性能シリンダーの秘密を探る

【腰上の関連ページ】
→ 腰上の分解と組み付け
→ 4ストエンジン、腰上の主要パーツたち

【腰下の関連ページ】
→ 4ストエンジン、腰下を構成するパーツ

 

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