自分が仕上げたカスタムマシンにピッタリ合った自分流の1本が欲しい!そんなワガママなユーザーの願いを叶えてくれるのがワンオフのマフラー。モンキーやエイプのワンオフマフラーを手がける水本レーシングの代表・水本氏に、マフラーのオーダーの仕方や方法などを聞いてみた。
オンリーワンのマフラーを製作します!
—どのようなユーザー層からワンオフマフラーの製作を依頼されますか?
水本R(以下・水):やはり4MINIの知識が豊富なハイエンドユーザーが多いですね。用途はレース派が半分、ストリート派が半分という具合。車種はやはり人気車種のモンキーやエイプが中心です。
—どのような依頼が多いんですか?
水:具体的にはエキパイの太さ・素材・取り回しの指定、サイレンサーの内径・外径・長さ・素材の指定です。中には『チタンの表面に虹色の焼き色を入れて欲しい』なんていう依頼もあります。
—水本Rの場合、予算はどのくらいを考えておけばいいですか?
水:依頼内容にもよりますが、ウチの市販用マフラーのおおよそ20%から30%増くらいが一般的かな。ただしサイレンサーの配置角度を変える程度のオーダーなら市販価格のままで対応しています。
エキゾーストパイプの指定
まずはエキパイの素材(スチール、ステンレス、カーボン)を指定。次に装着するエンジンの排気量や使用目的に合ったエキパイの径のサイズを指定する。
エキパイは一般に太いと高回転型、細いとトルク型。エキパイ長が短すぎるとエンジンが持つ性能を発揮しない、またエキパイ径が太すぎると排気ガスが抜けすぎとなりトルクが落ちてしまうこともあるので要注意。
最後にエキパイの取り回しを指定。なお縦型エンジン用マフラーをオーダーする場合、取り回しをエンジン右側でなくエンジン左側とするユーザーも多い。
サイレンサーの指定
アルミ、ステンレス、チタン、カーボンの中からサイレンサーの素材を指定する。
サイレンサー内部の仕様(レース仕様orストリート仕様)を指定する。
サイレンサーの長さを指定する。
外径のサイズを指定する。
エンド部の指定
スラッシュカットにする、カールエンドにする等エンド部分の形状を指定する。
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