バイクのマフラー-取り回しの違い

マフラーにはアップタイプ、ダウンタイプ、センター出しなど様々な取り回しのモデルがある。モンキーやエイプのマフラーを例に、それぞれの特徴を見てみよう。

ノーマルルック

ノーマルマフラーと同じ取り回し。ノーマルフォルムを重視する人にオススメ。ボアアップ対応のスポーツモデルも数多くラインナップされている。

ダウンマフラー

エキゾーストパイプがエンジン下部を通り、リヤホイール側にサイレンサーを配置したタイプ。モンキー用・エイプ用ともに多数ラインナップ。ちなみにノーマルのエイプはこのタイプを採用している。

ショートマフラー

エキゾーストパイプを短めにし、エンジン下部にサイレンサーを配置したタイプ。ワイルドなフォルムに仕上がることから、モンキー・エイプともトラッカーカスタムなどに採用される場合が多い。

ダウンアップマフラー

サイレンサー部分をテール部まで豪快にカチ上げたタイプ。サイレンサーの位置を上げることによってバンク角が稼げる、エキパイの管長が稼げる、レーシーなフォルムに仕上がるなどの特徴あり。

アップマフラー(右サイド出し)

ノーマルのXR50/100モタードに採用のタイプ。エキパイをエンジン右側に取り回し、リヤ右にサイレンサーを配置。バンク角が稼げる、エキパイの長さが一定量保てる、モタードルックに仕上がるなどの特徴がある。

アップマフラー(センター1本出し)

主にレーサーカスタムに採用されるタイプ。エキパイをエンジン右もしくは左に取り回し、サイレンサーをテール部の中央に配置。転倒時、マフラーへのダメージが少ない、エキパイの管長が稼げる、レーシーな外観に仕上がるなどの特徴あり。

アップマフラー(センター2本出し)

アップマフラーのサイレンサーを2本出しにしたタイプ。構造はエキパイをシート下あたりから2分割。アップ型センター1本出し同様、レースマシンに採用される場合が多い。

ダウンマフラー(左右2本出し)

エキパイを2分割し、サイレンサーを左右2本出しにしたタイプ。重量感溢れるフォルムに仕上がるのが大きな特徴。ストリートカスタムに採用される場合が多い。

ダウンアップマフラー(右2本出し)

右側に取り回したエキパイの途中を2分割。サイレンサーを上下2本 にした珍しいタイプ。写真は量産品ではなくワンオフ製作されたもの。

ダウンマフラー(左右4本出し)

遊び心に満ち溢れたカスタムモード全開の左右4本出しマフラー。写真はCB750FOURを彷彿させる「バイクボックスキムラ」から発売のモンキー用のモデル。

【合わせて読みたいマフラー関連ページ STEP 1】

→ マフラーを交換するメリットは?

→ マフラーに使われる材質の特徴

→ サイレンサーエンドの形状に注目!

→ マフラーの名称・構造・その働き

→ マフラーのピース数

【合わせて読みたいマフラー関連ページ STEP 2】

→ JMCAマークとマフラーの騒音規制

→ マフラーの音量を抑えるバッフルとは?

→ キックアーム交換の必要性

→ マフラーの取り回しは、性能にも影響する?

→ ワンオフマフラーをオーダーメイドしたい!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です