ホンダ(HONDA) XR80/XR80R/XLR80R/CRF80F

縦型エンジンを搭載したモトクロス専用のXR80は1978年(昭和53年)にリリース。80ccながら9.3psのパワフルなエンジンで人気を獲得した。その後に誕生したXR80R、CRF80、公道用モデルのXLR80Rなど、XR80の血統を受け継ぐ縦型80ccエンジンを搭載したモデルも併せて紹介しよう。

80ccながら9.3psを出力した「XR80」

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 1978年(昭和53年)に登場したXR80は、ボア47.5mm×ストローク45mmのショートローク型エンジンを搭載したシンプルな外観のモデル。圧縮比はやや高めの9.7に設定。4ストローク79.7ccながら、最高出力は9.3psをマークした。ハイパワーエンジンに合わせ、フレームは高剛性のダイヤモンド式を採用。ホイールは前16インチ、後14インチ。前後タイヤはモトクロス専用がチョイスされている。

●XR80のSPEC 

全長:1700mm/全幅:750mm/全高:1010mm/ホイールベース:1140mm/乾燥重量:66kg/燃料タンク容量:3.0L/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒79.7cc/ボア×ストローク:47.5mm×45.0mm/圧縮比:9.7/最大出力:9.3ps/10,500rpm/最大トルク: 0.64kgm/10,000rpm/変速機:5速リターン/クラッチ:手動式/タイヤサイズ:前2.50-16 後3.00-14/当時の価格:12万8000円

モトクロス専用の限定モデル「XR80R」

1986年(昭和61年)、軽量かつ剛性の高いダイヤモンドフレーム、角型断面のスイングアーム、プロリンク式リヤサスペンション、140mmロングストローク型フロントフォーク、6.5L大容量タンクを装備したオフロード専用の限定モデル、XR80Rが登場。

ホイール径はXR80と同じ、前16インチ、後14インチ。前後タイヤはモトクロス専用のブロックパターンがセレクトされた。MAXパワーはXR80よりも0.5psダウンしているが、最大トルクは0.02kgmアップ。300台限定。

●XR80RのSPEC 

全長:1730mm/全幅:755mm/全高:955mm/ホイールベース:1195mm/乾燥重量:64kg/燃料タンク容量:6.5L/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒79.7cc/ボア×ストローク:47.5mm×45.0mm/圧縮比:9.7/最大出力:8.8ps/10,500rpm/最大トルク: 0.66kgm/9,000rpm/変速機:5速リターン/クラッチ:手動式/タイヤサイズ:前2.50-16 後3.60-14/当時の価格:17万9000円

縦型6.8psエンジンを搭載した公道用モデル

1987年(昭和62年)、XLR250Rのデザインを継承した公道走行用の原付2種モデル、XLR80Rがデビュー。フレームや足周りは、限定モデルのXR80Rがベース。 フロントフォークにはフォークブーツが採用されるなど、ストリートモデルならではのアイテムが導入済。

排気量79.7ccの縦型エンジンはXR80Rをベースに、低回転から高回転までスムーズに回る公道でも扱いやすいマイルドな味付け。MAXパワーは6.8ps/8,000rpm。舗装路から山道まで幅広く楽しめる、公道用ならではの扱いやすい一台に仕上がっている。

80ccのオフロード専用ニューモデルが登場

2007年(平成19年)、競技用のCRF50F/70F/100Fに加え、「CRF80F」が追加リリース。同車はCRF70FとCRF100Fの中間サイズとして、2004年よりアメリカでリリース。幅広い年齢層から好評を得ていたモデルだ。 エンジンはCRF100Fをベースに、排気量を79.7ccまでスケールダウン(ボアを54mmから47.5mmに縮小。ストロークは45mmと共通)。

フレームや足周りはCRF100Fと共通設計。ただしホイールサイズはCRF100Fよりも小径とし(CRF100Fは前19インチ/後16インチ。CRF80Fは前16インチ/後14インチ)、足着き性をアップ。乾燥重量はCRF100Fよりも3.7kg軽量化し、扱いやすさを向上。CRF50Fからのステップアップユーザーはもちろん、ビギナーにも扱いやすいマシンに仕上げられている。

ガソリンタンクはタンク表面から燃料の揮発を抑える効果のある「多層ブロー成型式燃料タンク」を採用。ボア×ストローク、MAXパワー、トルク、圧縮比はXR80Rと同じ。

●CRF80FのSPEC 

全長:1749mm/全幅:725mm/全高:995mm/ホイールベース:1209mm/乾燥重量:70.3kg/燃料タンク容量:5.0L/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒79.7cc/ボア×ストローク:47.5mm×45.0mm/圧縮比:9.7/最大出力:8.8ps/10,000rpm/最大トルク: 0.66kgm/9,000rpm/点火方式:CDI式マグネット点火/変速機:5速リターン/クラッチ:手動式/タイヤサイズ:前2.50-16 後3.60-14/当時の価格:23万9400円

2008年モデル

グラフィックやシートのデザインを変更。価格は24万2550円。

★縦型エンジン搭載車の変速比の比較

1速 2速 3速 4速 5速 共通車両
XR50モタード 3.083 1.882 1.400 1.130 0.960 エイプ50、CRF100F、CB50、TL50、XE50/75(後期)、R&P
XR100モタード 3.083 1.882 1.400 1.130 0.923 エイプ100、XR100R
CRF80F 2.692 1.823 1.400 1.130 0.960 XR80R
XE50/75(前期) 3.083 1.882 1.333 1.041

バイクのミッション,ギアレシオとクロスミッション

★縦型エンジン搭載車 エンジンスペックの比較

50cc 最高出力 最高トルク 圧縮比 ボア×ストローク(mm) キャブレター(口径)
XR50M 3.3ps/8000rpm 0.33kgm/5000rpm 9.2 42.0×35.6 14φ
エイプ50 3.7ps/8000rpm 0.37kgm/6000rpm 9.2 42.0×35.6 14φ
R&P 4.1ps/9000rpm 0.36kgm/7000rpm 9.5 42.0×35.6 15φ
TL50 4.2ps/9500rpm 0.36kgm/7500rpm 9.5 42.0×35.6 15φ
XE50 4.5ps/9000rpm 0.37kgm/8000rpm 9.5 42.0×35.6 15φ
CB50JX 6.3ps/1万500rpm 0.43kgm/8500rpm 9.5 42.0×35.6 18φ
51cc~90cc 最高出力 最高トルク 圧縮比 ボア×ストローク(mm) キャブレター(口径)
XE75 6.0ps/8000rpm 0.57kgm/6000rpm 9.0 48.0×41.4 15φ
XR80R 8.8ps/1万rpm 0.66kgm/9000rpm 9.7 47.5×45.0 20φ
CRF80F 8.8ps/1万rpm 0.66kgm/9000rpm 9.7 47.5×45.0 20φ
CB90JX 10.5ps/1万500rpm 0.76kgm/9000rpm 9.5 50.0×45.0 20φ
100cc 最高出力 最高トルク 圧縮比 ボア×ストローク(mm) キャブレター(口径)
XR100モタード 6.5ps/8000rpm 0.67kgm/6000rpm 9.4 53.0×45.0 16φ
エイプ100(08) 6.3ps/8000rpm 0.67kgm/6000rpm 9.4 53.0×45.0 16φ
エイプ100(初期型) 7.0ps/8000rpm 0.71kgm/6500rpm 9.4 53.0×45.0 16φ
XR100R 9.8ps/9000rpm 0.81kgm/7000rpm 9.4 53.0×45.0 22φ
CRF100F 9.8ps/9500rpm 0.81kgm/7000rpm 9.4 53.0×45.0 22φ

【縦型エンジン搭載マシン、詳細はコチラ!】

→ カスタムに人気のエイプ100

→ 100との違いはココ、エイプ50

→ ワイドタイヤ採用のR&P

→ モタードルックのXR50/100モタード

→ 名車、CB50/90、XE50/75、XL50/80

→ モトクロスレーサー、XR100R/CRF100F

→ 縦型100cc搭載の4ミニレーサー、NSF100

 

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