円盤状の砥石が回転 – ドリル砥ぎ等に使用する両頭グラインダー

円盤状の砥石を2個備えた、据え置き式の両頭グラインダー。ドリルを研ぐ、金属のバリを取る等々、何かと重宝します。家庭用の小型タイプなら、新品でも1万円前後で入手できる、比較的手頃なツールです。

丸い砥石が高速で回転

据え置き型の両頭グラインダーは、細部のバリ取りやドリル研ぎなどに便利なツール。電源を入れると、取り付けられた円盤状の砥石が高速で回転します。

左右の砥石は、それぞれ「目の粗さ」の異なるものが設置。削りの場所や素材の固さ等によって、砥石を選定します。

ドリルを研ぐには経験と技が必要。左右の傾斜の長さを均等にするだけでなく、穴を開ける対象物との摩擦を回避するための“逃げ”を作ってやることが必要です。

薄い素材の穴開け

通常、ドリルの刃の角度は90°が理想的。ただし1~2mm程度の薄い金属に穴を開ける場合、角度が90°のままだと刃先にかかる力が分散しやすく、真円になりにくい。

真円にする時の研ぎ方

薄い金属に穴を開ける場合は、金属面に力がかかりやすいよう、中心となる先端部分を若干残して刃先を鈍角(90°より大きく180°より小さい)に研いでやると真円になります。お金に余裕のある人は、薄板専用ドリルを使ってみるのもおススメです。

薄い金属板に穴を開ける時のポイント

薄めの金属に穴を開ける時は、下に角材などを敷いて作業すると素材が曲がりにくく、キレイに仕上がります。

 

※ご注意…工作機械を使った作業には危険が伴います。初心者は熟練者の指導の下、正しく、慎重に作業して下さい。なお、パーツの加工、その他の作業の際に発生したパーツや工作機械の破損、ご自身の怪我に対する責任は当サイトでは負いかねます。あくまでも自己責任で作業して下さい。

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4 件のコメント

  • 匿名 より:

    ドリルの磨ぐ方法が良く判りません。
    詳しく磨ぎ方を載せる事は出来ませんでしょうか?
    角度118度に安定して磨ぐ方法、刃先をうまく作り出す方法を。
    写真付きで何とかできませんか?
    この説明を見たのですが、理解が出来ないのです、新しいドリルを買い直せば加工は出来るのですが、
    古いドリルが多く手元に有りますので、再研磨が出来れば良いのですが!

  • 工具屋の人 より:

    バイク関係なくて申し訳ございません。
    工作機械に興味のある者ですが、貴社で使用されている画像の両頭グラインダーはかなり古い物の様ですが、どちらのメーカーの物でしょうか。

    • 4mini.net より:

      御察知の通り、昭和50年代に発売されていたものだと思われます。
      現在は手放したため、メーカーは不明です。

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