前後のタイヤを浮かせるために、クルマ用のジャッキやプラスチック製のビールケース等などを流用することがあります。ただしこれらは安定感に欠けるのがネック。便利なバイク専用ジャッキを使えば、パーツ効果やメンテナンスがスムーズにこなせますよ。
バイク用ジャッキで作業もスムーズ
①フロントタイヤを浮かす…クルマ用ジャッキ
②リアタイヤを浮かす…社外センタースタンド
③スイングアームの交換やメンテ…プラスチック製のビールケース
④エンジンの積み降ろし…気合いと腕力
以上はこれまで僕が使っていた手法です。
今回使用するバイク用ジャッキは、コンパクトで軽重量ながら、①から③の作業をすべて網羅。
また④の作業も社外センタースタンドを組み合わせれば、腕力に自信がなくてもスムーズに作業可能です。
タイヤ交換するには、地面から前後のタイヤを浮かす必要あり。自動車用ジャッキ(黒)を使う手法は定番ですが、安定感に欠けるのがネック。バイク用ジャッキ(青)を使うのが理想的です。
ヒロチー商事から発売のバイク専用ジャッキを使用。コンパクトな外観ながら、巨大なハーレーも楽々持ち上げ可能。最大荷重は450kg。ボックスレンチとラチェットハンドルを使い、座面を上下させます。
バイク用ジャッキを使い、フロントタイヤとリアタイヤを浮かせたところ。
バイク用ジャッキを使い、モンキー・ゴリラのエンジンを降ろす方法
モンキー・ゴリラのエンジンを降ろす場合。まずは社外レーシングスタンドを使い、バイクを直立させます(サイドスタンドはクランクケースに直接取り付けられているため、使用不可となります)。
バイク用ジャッキを縦方向に置き、エンジン下の程よい箇所に配置。エンジンに接触するまでジャッキをアップさせます。
エンジンを固定している2個のナットと2本のシャフトを取り外した後、ゆっくりとジャッキをダウン(エンジンを載せる場合は逆の要領で)。まさに目からウロコ。驚くほど簡単に作業できました。
荷台にセットされたラバーパッドのおかげで、エンジンと台座の滑りをシャットアウト。安定性も抜群です。