シフトアーム周りのパーツを組み付けたら、必ずミッションの動きを確認することが重要。この作業は、エンジンの中でのギヤチェンジの様子がよく分かるのがポイント。単純な作業ながら、モンキーやエイプなどミッション車の面白さが存分に味わえる。「ミッション車を開発した人って、スゴイなあ…」と感心すること間違いなし!
シフトペダルを動かしてシフトアップ&ダウンを確認
まずはシフトペダルを装着。片方の手でシフトアップ&シフトダウンを繰り返してみる。ただしまだこの時点では、シフトチェンジは行えない。
写真は1速にシフトされている状態。ミッションのメインシャフトを指で回しながら、シフトペダルを動かしてみる。
シフトペダルを動かしてシフトアップorシフトダウンさせると、シフトアップスピンドルが矢印と矢印の方向に動作する。
シフトペダルを動かして1速からニュートラル(N)にチェンジしたところ。メインシャフトを回転させながら、シフトアップ&シフトダウンを何度も繰り返してみる。
シフトアップスピンドルが動いているのに変速しない場合は、以下を疑ってみる。
1. プラスビス(ノーマルは六角ビス)でシフトストッパープレートを締め付ける折、シフトドラム(茶色の部分)が供回りしてしまったため、シフトドラムが回転していない
2. ミッションの組み間違い
3.ドラムピンの組み忘れ。もしくは破損
4.シフトアップスピンドルの破損
動きに問題なければ、取り外した時と逆の順序で他のパーツを正確に組み付けていこう。
次なるステップ →クランクケースを割る
前の作業に戻る →シフトアーム周りの分解・組み付け |
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