ステアリングダンパーのしくみと効用

バイクのステアリングダンパーはフロントフォーク部とフレーム部に取り付ける、走行安定性を大幅にアップさせるためのパーツ。レーシーな外観に仕上がるため、モンキーやエイプのカスタム度も飛躍的に向上するのが特徴だ。

ハンドルの振れや衝撃を吸収

4ミニカスタムの雄であるモンキーのホイール径は、8インチ・10インチ・12インチ、エイプの場合はノーマルと同径の12インチが人気。

これらの“小径ホイール”は、スーパーカブに採用の17インチやドリーム50に採用の18インチ大径ホイールに比べ、高速走行時の路面のキックバックがダイレクトに伝わりやすいのが特徴。つまり大径ホイール採用車よりも、神経質なハンドリングが要求されるわけだ。

これを改善し、走行安定性を向上してくれるのがステアリングダンパー、通称ステダン。ステダンは路面の凹凸を拾った時のハンドルの振れの解消に加え、コーナリング時の安定性をアップ。スポーティーなフィルムに仕上がるのも大きな特徴だ。

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ステアリングダンパーのダンパーパイプの中には、抵抗を生み出すオイルを封印。この中でピストン部が左右に動作することで、ハンドルに伝わる衝撃を吸収。ハンドリングが粘り強くなり、直進安定性やコーナリング性が大幅にアップする(写真はSP武川カタログより)。

モンキー用の他、エイプ用もラインナップ。専用ステーのない車種の場合、ステーを自作して取り付けるのが基本。

ワンオフのステーを使い、旧型シャリーにステアリングダンパーを装着。

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