ブレーキパッドは、走行距離が増す、つまりブレーキの使用回数が増えるごとに減っていくという消耗部品。モンキーやエイプのブレーキパッド交換時は、各自の用途や走りに合わせてセレクトしよう。
“ブレーキの効き”を左右する重要なパーツ
ブレーキパッド、通称パッドは、ディスクブレーキキャリパーに固定するパーツ。
本体となるバックプレート、ディスクローターとの接触面となるライニング(磨耗材)で構成される。
パッドの特性を決定付けるのは、摩擦部となるライニング。ライニングはアラミドやセラミックなどで作られたセミメタルタイプ、銅やスチールなどのメタルタイプ等がある。
タイプによって操作性も様々
パッドは種類によって特性が異なるのがポイント。
各パッドの特性は、各メーカーのカタログなどに記載されている。
通勤や街乗り、ツーリング等に使用するならば「耐摩耗性」や「雨天性能」などを重視。レースやサーキット走行会を楽しむ場合は「コントロール性」「初期制動力(握り始めの効き)」「耐フェード性」などを重視してみるのがおすすめ。
各メーカーから様々なパッドがラインナップされているので、自分に合ったタイプが必ず見つかるはず。
片押し2ピストン型キャリパー(NSR50用)に固定された2個のブレーキパッド。片押し2ピストン型キャリパーは、2個のピストン(矢印)がブレーキパッドのピストン設置面を押し、ディスクローターを両側から挟み込むしくみ。
【ディスクブレーキ関連ページ・その1】
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