モンキーのボアアップ – 排気量を上げてパワーアップ(まとめ)

シリンダーやピストンを交換して排気量をアップすることを「ボアアップ」と呼びます。手軽にパワーアップできるこの手法は、モンキーカスタムの定番中の定番。ここではモンキーのボアアップに関する事項をまとめてみました。

ボアアップの基礎知識はココ!

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エンジンの「ボアアップ」って何?

手っ取り早くパワーアップできるモンキーやエイプなど4ミニに超人気のエンジンチューニング術、ボアアップとボア&ストロークアップについて解説。

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エンジンの「腰上」と「腰下」って何?

エンジンには「腰上」と呼ばれる部分、そして「腰下」と呼ばれる部分があります。これはエンジンを人間の体に例えた俗称です。

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「腰上」の主要パーツをチェック

エンジンの腰上部分はシリンダーヘッド、シリンダー、ピストン、キャブレターなどのパーツで構成される。それぞれを詳しく見てみましょう。

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「腰下」の主要パーツたち

エンジンの腰下とは、クランクケースに付随するパーツの総称。腰上に比べてパーツの総数は一見多めですが、柱となるパーツが数多く組み込まれています。

ボアアップ/ボア&ストロークアップのことならココ!

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ボアアップとエンジン特性の違い

エンジンにはロングストローク型、ショートストローク型、スクエアストローク型の3種類あり。それぞれの特徴を解説。

ピストン・シリンダーのことならココ!

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シリンダー内で上下運動を繰り返すピストン

ピストンとはシリンダーの中で上下運動する円筒状のパーツ。ヘッド部分が盛り上がった高圧縮型もラインアップされています。

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内径を拡大したバイクのボアアップ用シリンダー

シリンダーとはピストンが上下運動を繰り返す金属の筒を備えたパーツ。モンキーやエイプのシリンダー内径とピストン外径、つまりボア径を拡大して排気量をアップする方法をボアアップと呼びます。

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「鉄スリーブ」のない高性能シリンダー

モンキーやエイプのシリンダーにはピストンリングとの摩擦部分であるスチール製のスリーブを省き、特殊メッキコーティングなどを施したタイプがある。そのメリットとは?

クランクシャフトのことならココ!

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「クランクシャフト」の種類とチューニング術

一見同じようにみえるクランクシャフトも、よく見てみれば各モデルによって大きく異なっています。特に違いが顕著なのがウエイト部の形状。その特徴をチェックしてみましょう。

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クランクシャフトの「芯出し」と「ベアリング交換」

どんなに高性能なクランクシャフトでも、各部の寸法は微妙にブレているという。そこで実施するのがクランク軸やコンロッドの中心を出す「芯出し」という作業です。

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「アキシャルシム」でクランクシャフトのすき間を調整

クランクシャフト交換時には、必ず軸方向の“すき間”を確認。もしもガタがある場合は「アキシャルシム」で調整すること。

ボアアップ時に必要なエンジン強化パーツ

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オイルポンプの交換で吐出量をアップ

オイルポンプとはクランクケース下のオイルパンに溜まったエンジンオイルを汲み上げ、シリンダーヘッドやクラッチなどにオイルを送り込むパーツです。

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エンジンオイルを冷却するオイルクーラー

オイルクーラーとはエンジン内のエンジンオイルを冷却するパーツ。ストリートマシンはもちろん、レースマシンにも採用されているチューニングエンジンの必需アイテムです。

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オイルクーラーを取り付ける時の注意点

オイルクーラーを好みの位置にレイアウトしたり、メッシュホースを変更するには注意しなければならないことがあります。オイルクーラーの取り付けに関する注意点を挙げてみました。

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モンキー・ゴリラのクランクケース加工

モンキー(6Vと12V)をオーバー100ccにフルチューンするには、ほとんどの場合クランクケースの加工が必要となる。加工が必要となる箇所をチェックしてみましょう。

これがボアアップ作業だ!(12Vモンキー)

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モンキーのエンジンを積む・降ろす方法

ストロークアップ時など腰下の分解には、エンジンの積み降ろしは必須。ただしモンキーやゴリラの場合、エンジンもコンパクトだから作業は簡単。慣れてしまえば一人で積み降ろしすることも可能です。

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腰上(ヘッド回り)の分解

「エンジンの分解や組み付けは、何だか難しそう…」というビギナーさんへ。そんなことはありません。モンキーやエイプのエンジン構造は、とってもシンプル。コツさえつかめば楽しく作業できます。

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腰上(ヘッド回り)の組み付け

「腰上」分解の次は、シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンの組み付け。ここではモンキーの排気量を49ccから88ccにアップする、ハイパワーな“ボアアップキット”の組み付けに挑戦してみました。

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湿式クラッチ回りを組み付ける

腰上の分解が終わったら、今度は腰下の分解。まずはクラッチ回りを分解。写真のエンジンにはチューニングエンジンの必須アイテム、2次側クラッチが組み込まれています。

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大容量オイルポンプの組み付け

オイルポンプはクランクケース下に溜まったエンジンオイルを汲み上げ、シリンダーヘッドやクラッチなどにオイルを送り込むパーツ。排気量をアップしてオイルポンプの容量が追いつかなくなったモンキーやエイプのエンジンは、社外の大容量タイプに要交換。

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ジェネレーターの組み付け

ヘッドライトやウインカー、スパークプラグなどへの電力を供給するジェネレーター(アウターローターとも呼ばれる)。モンキーやエイプの場合、「フライホイールプーラー」という特殊工具を使えば、丸いフライホイール(弾み車の部分)は簡単に取り外しが可能。

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シフトスピンドルアームの組み付け

走行時にギヤチェンジする時はクラッチレバーを握り、左足のつま先でシフトペダルを動かす。そのシフトペダルにつながり、連動しているのがシフトスピンドルアームなどの周辺パーツ。モンキーやエイプのシフトスピンドルアーム周辺パーツ分解すれば、シフトチェンジのしくみがよーく分かります。

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シフトチェンジの動きを確認する

シフトアーム周りのパーツを組み付けたら、必ずミッションの動きを確認することが重要。この作業は、エンジンの中でのギヤチェンジの様子がよく分かるのがポイント。

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クランクケースの分解・組立

ここまできたら、12Vモンキーのエンジン分解作業は終わったも同然。左右のクランクケースを密着しているボルトを外し、中のミッションやクランクシャフトなどを取り外すだけ。ワッシャー等の紛失に注意しながら、慎重にバラしてみましょう。

ボアアップ時&ボアアップ後の「エンジン調整」「メンテナンス」

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モンキー:エンジンのバルブタイミング調整方法

シリンダーヘッド装着後はカムチェーンにカムスプロケットを引っ掛け、カムシャフトにカムスプロケットを固定。カムスプロケットやフライホイールの位置はもちろん、カムシャフトの“カム山”の位置にも注意して作業します。

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モンキー:エンジンの「バルブクリアランス」調整方法

バルブクリアランスの調整は「タペット調整」とも呼ばれます。モンキーの場合、作業は「シックネスゲージ」という工具を使って調整します。

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モンキー:「カムチェーンテンショナー」のしくみと調整

カムチェーンテンショナーとはカムチェーンの張りを調整する機能。6Vモンキーはマニュアル式、12VモンキーとFIモンキーは、油圧を利用した自動式を採用しています。

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モンキー:シリンダーヘッドの「吸気バルブ」と「排気バルブ」を分解する

吸排気バルブのメンテナンスやバルブスプリングの交換時には、吸排気バルブの分解が必要。作業には特殊工具を使用。バルブ回りのしくみがよく分かるこの作業は、コツさえ掴めば誰でもできるはずです。

ボアアップ時&ボアアップ後の「スプロケット調整」

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スプロケットの変更(1次減速比と2次減速比のお話)

スプロケットとは歯車のこと。この歯車の丁数(歯車の数・Tで表す)を変更すると、スタート時の加速や最高速が違ってきます。「ファイナル」と呼ばれるこの箇所は、排気量、用途、走行場所によって変更・調整する必要があります。

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