モンキー(Monkey),エイプ(APE)のエンジン、腰上と腰下

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エンジンには「腰上」と呼ばれる部分、そして「腰下」と呼ばれる部分がある。これはエンジンを人間の体に例えた俗称だ。またモンキー系エンジンは「横型」、エイプ系エンジンは「縦型」と区別される。この言葉はエンジンチューニングの基本中の基本。まずは両者の違いを解説しよう。

エンジンの腰上とはどの部分?

エンジンの「腰から上」の部分。つまりフィンが刻まれたシリンダーヘッドやシリンダー、シリンダー内のピストンなどのパーツを差す。ボア(ピストンの内径)を広げて排気量アップさせる場合、これらのパーツを分解する。

横型エンジンの腰上

モンキー系エンジンの腰上部分。シリンダーヘッド及びシリンダーを横置き(フロントタイヤ方向)にレイアウトしているため「横型エンジン」と呼ぶ。

腰下に比べ、腰上の分解作業や社外パーツの組み付けなどは比較的容易。ノーマルモンキーの場合、フロントタイヤの空気を抜けば、基本的にフレームに搭載したままでも腰上の分解作業は可能だ。

縦型エンジンの腰上

エイプ系縦型エンジンの腰上部分。シリンダーヘッド及びシリンダーを縦置き(メインフレーム方向)にレイアウトしているため「縦型エンジン」と呼ぶ。

エイプやXR50/100モタードの場合、シリンダーヘッドがメインフレームと接触してしまうため、腰上部分の分解作業はフレームからエンジンを下ろしての作業となる。

エンジンの腰下とは?

エンジンの「腰から下」の部分。フィンが刻まれたシリンダーヘッドやシリンダーを除いたクランクケース部分を差す。ボア(ピストンの内径)に加え、ストローク(クランクシャフトのストローク量)を長くして排気量アップさせる場合、これらのパーツを分解する。

モンキー系横型エンジンの腰下部分。「腰上」とは異なり、「腰下」の分解や排気量アップ用パーツの組み付けは、フレームからエンジンを降ろす必要がある。

なお、パーツの取り付けや取り外しには、一部特殊工具が必要。分解作業やパーツの組み付けは、腰上よりもやや手間がかかる。

エイプ系縦型エンジンの腰下部分。モンキー系同様「腰上」の分解とは異なり、「腰下」の分解や排気量アップ用パーツの組み付けは、フレームから降ろしての作業となる。

モンキー同様、パーツの取り付けや取り外しには、一部特殊工具が必要。なお、特殊工具はモンキーの腰下分解・取り付け作業時と共通のもの。