モンキー・エイプの定番かつ人気のキャブレター

排気量やチューニングモードによってセレクトできるモンキーやエイプの4ストミニ用キャブレター。各メーカーからは専用マニホールド等とセットでリリースされている。ここではモンキーやエイプの定番かつ人気のキャブレターをチェックしてみよう。

セッティングが出しやすいケーヒンPC18

PC20同様、負圧の弱い4ストミニに最適な、エンジンカスタムビギナーにピッタリの小口径モデル。80cc前後のライトチューン車から100cc前後のミドルチューン車まで幅広く対応。セッティングが出しやすいのも特徴。

ビギナーにもお勧め、ケーヒンPC20

4スト用キャブとして長年に渡り親しまれている、チューニング用キャブレターの基本とも呼ぶべきベーシックなモデル。ボアは流速を稼ぐ楕円形状のため、負圧の弱い4ストミニにベストマッチ。80cc前後から100cc前後まで幅広く対応する。セッティングも出しやすく、ビギナーにも最適。

DE耐でも人気のケーヒンPD22

ノーマルのXR100にも採用されている中口径モデル。大口径キャブに比べてセッティングも出しやすく、街中でも扱いやすい。ツインリンクもてぎで開催のDE耐出場マシンも多数採用している(DE耐はレギュレーションにより口径が~22φに制限)。

街中での扱いやすさが魅力のミクニVM22

円柱状のスロットルバルブを備えたシンプルなモデル。排気量は85cc~100cc前後、またストリート用シリンダーヘッドに最適。低中回転域でのコントロール性に優れているため、パワーよりも街中での扱いやすさを重視したいユーザーにおすすめだ。

パワフルな特性のケーヒンPE24

円柱状のスロットルバルブを採用したこのモデルは、ケーヒンの2スト車モデルを各パーツメーカーが4スト用にリセッティング。排気量は85cc~115ccあたりに適応する。ストリート用ヘッドから高性能ヘッドまで幅広く対応し、セッティングが合えばパンチのある走りが体感できる。

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フラットバルブを備えたレーシーなミクニTM24

板状のフラット型ピストンバルブを採用した通称「フラット」。コンパクトなボディーにより、キャブ周りのクリアランスも確保しやすいのが大きな特徴。円柱状ピストンバルブを備えた同社のVMよりも、リニアなスロットルレスポンスを獲得。レスポンスが良すぎるため低中回転域はやや神経質なところがあるが、高回転域は非常にパワフル。セッティングにややシビアさが残るため、経験を積んだ中級者以上にお勧め。

→ ショップチューンのTM24を体感!

速さと乗りやすさを備えたヨシムラミクニTM-MJN24

良好な霧化特性を実現したヨシムラ独自のMJN(マルチプルジェットノズル)を採用。フラットバルブによる鋭いレスポンスを保ちつつ、扱いやすさと低燃費を実現している。85cc程度のライトチューン車からオーバー100ccのフルチューン車まで幅広く適応する。

幅広い排気量に対応するミクニVM26

VM22同様、円柱状のピストンバルブを備えたタイプ。大口径ながらセッティングの幅の広さとセッティングの出しやすさには定評がある。85cc程度のライトチューン車からオーバー100ccに向いている。「現在は88ccだが将来的には124ccにしたい」というユーザーには嬉しいモデルだ。

4スト用レーシングキャブの元祖、ケーヒンCR26

かつては小排気量ロードレースマシンにも採用されたレーシングキャブ。レーシーな特性はもちろん、大柄なスロットルボディーを持つため大胆なエンジン周りに仕上がるのが大きな特徴。ただし車種によっては取り回しに苦労する等のデメリットも。85cc~オーバー100ccの車両向き。

半月状のピストンバルブを持つケーヒンPWK28

低中回転域でのフラットバルブの扱いにくさを解消するため、半月状のピストンバルブを採用。28φという大口径のベンチュリーながら使いやすさにも定評があり、全域でのパワーアップが望める。85cc以上のカスタムに向いている。

レースで積極的に採用されるケーヒンPE28

PE24のベンチュリー径を28φに拡大したパワフルなモデル。そのパワーには定評があり、スプリントレース、最高速アタック、ドラッグレースなどに数多く採用されている。ただし低中回転域でのセッティングはかなりシビア。従ってストリートでの扱いやすさを求めるユーザーには不向きかも。オーバー100cc向き。

パワフルなレーシングモデルのミクニTMR28

フラットキャブ(TM24)をベースにしたミクニの高性能レーシングキャブレター。鋭いレスポンスを可能にした板状のフラットタイプピストンバルブを採用。低中回転域の扱い&セッティングにはシビアさが残るが、セッティングが決まれば高回転域では怒涛のパワーを発揮。オーバー100cc向き。

TMR28はキャブ本体がビッグサイズなため、取り回しには工夫が必要。

レーシングキャブの頂点、ケーヒンFCR28

正式名称はFLAT-CRキャブ。CRキャブをダウンドラフト化し、フラットバルブ化。加速ポンプ、スロットル可動部へのベアリング採用など随所にレーシングテクノロジーを投入。高回転域での伸びとパワーはピカイチだ。レーシングキャブのため、低中回転域の扱いとセッティングにはシビアさが残るが、セッティングが決まればノーマルとは別次元の走りを発揮してくれる。オーバー100cc向き。→ FCR28φを分解・徹底解剖!

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